こんにちは!
織物の歪みその2の阪上元彦です。
織物ってタテ糸とヨコ糸でできています。
中島みゆきさんの曲にありますね。
織機はタテ糸を屈折させ、ヨコ糸を真っ直ぐ挿入、直交させ織物にする機械です。
なので、理想的な織物はタテ糸がやわらかくクネクネ曲がり、ヨコ糸がピーンと張り直線なのです。
しかし実際の織物では、ヨコ糸も少し屈折します。
幅方向に織物が縮むのはそのためで、それが織物の歪みでもあります。
織物の歪みについては、前に書きましが、もう少し突っ込んでみましょう!
では、その歪みはどうすれば小さくなるか?
そうです!理想的な織物に近づければ…
タテ糸をやわらかくクネクネ曲げてやればいいんです!
簡単な方法は、タテ糸張力を小さくすること、ユックリ織ること、など‥。
そうすることで、理想的な織物に近づきます。
あ、だから理想的な織物は、柔らかいということですね。
阪上織布は、理想的な織物に近づける技をいくつも持っています。
実は超高密度織物、幅方向の縮みはほとんどありません。理想的な織物なんです!
超高密度織物の断面図などの写真を紹介します。
左上の丸い写真、上下方向がタテ糸で、左右方向がヨコ糸です。糸に平行に切った断面図もあわせて見れば、タテ糸ヨコ糸で違いがありますね!
どうでもいいですが、「阪上さん。人間の歪みはどこに出ると思う?」
「‥」
「ああ、阪上さんの顔にメッチャ出てるわ‥」
「ほっといて!」