こんにちは!
部分整経機 の阪上元彦です。
写真は導入する整経機(経糸を巻く機械)です。今秋から稼働を予定しています。
産地の課題とウチの課題
コロナ禍の影響で、経糸準備工程を担ってきた3社のうち1社が廃業し、産地が持つ経糸準備工程のキャパが2/3になりました。幸いにして仕事量がコロナ禍前の約半分にまで落ち込んでいるため、キャパ2/3による混乱は起きてはいません。2~3年かけて仕事量はコロナ禍前の8割まで回復すると言われていますが、回復後は経糸準備工程が間に合わず、仕事量は経糸準備工程に見合ったものに減衰すると考えます。つまり、このままではコロナ禍が収束しても地域の仕事量は2/3を超える回復は見込めません。
以下、阪上の勝手なイメージです。コロナ前の泉州地域の経糸準備工程マーケットの大きさは、252,000千円/年。コロナ後が8割経済とすれば、201,600千円/年と推察します。もし当社が部分整経機を導入しなかった場合、準備工程マーケットは168,000千円/年まで縮小。33,600千円/年が失われる計算です。ウチが部分整経機を導入した場合、ウチが担える準備工程量は最大で43,000千円/年くらい。よって、そのキャパの78%を稼働させれば産地は仕事量を失わずにすみそう…。そして、産地の課題解決は同時にウチの課題解決にもなります。
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