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織物の設計

織物の耳はなぜ巻くのか?

こんにちは!

織物の耳はなぜ巻くのか? の阪上元彦です。

平織は巻かないですね。

でもそれ以外の織物組織は巻くんですよ…耳がクルクルクルって。

なんで巻くんでしょ?平織となにがちがうのでしょう?

 

平織りは組織上は、表裏がないです。

ツイル組織やサテン組織は、表裏があります。

タテ糸面(タテ糸がたくさん見える)とヨコ糸面(ヨコ糸がたくさん見える)です。

表のトルク(タテ糸のトルク)の強さと、裏のトルク(ヨコ糸のトルク)の強さの勝ち負けが出てくるでしょうからクルクルと巻くんだと解釈しています。

なんとなく分かるような分らんような表現ですみません。

 

その耳巻きを防ぐため、耳組織を作ります。

耳組織は、平織りです。

「なーるほど。それなら巻かなくなるよね!」でもしっかり計算して作らないと巻きます。

計算では、耳のカバーファクターを地のカバーファクターと同等にします。

そのとき肝心なのは、『組織による糸の収まりやすさ』も計算にいれることです。

『組織による糸の収まりやすさ』は、同じ糸使いで同じ密度の織物ならば、次の順番です。

サテン > ツイル > 平織り

平織が収まりにくいです。

実際は、それぞれの組織の係数を、耳と地のカバーファクターに乗じて2つの計算値を出します。

その2つがおなじ数字になるように耳組織をつくるのですが、比重の違い、糸の種類、糸の固さなども考慮するので、まぁまぁややこしいっす。

でも、適切な耳設計ができると、巻かない耳になるだけでなく、生産効率、品質も向上させることができます。

だからこそ、ドンピシャの時はうれしいものですよ ( ´∀` )

司会者: 「どうでもいいですけど、阪上さん」

司会者: 「司会者って…誰?」

 

 

 

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